十字架を背負った人

 イエス・キリストは、クリスチャンにとっては「神の子」ですから、
神聖な畏怖されるべき絶対的存在ですが、世間一般の理解は少し違います。
いろんな人間の苦しみを代わりに一人で背負ってくれた、
「身代わり地蔵さん」みたいなイメージでしょうか?

 世間では、「十字架を背負った」ような人々を多く見掛けます。
生まれつきの宿命か何かで、重い責任を背負わされることになった人々です。
それを果たすことで、それに見合った喜びがあれば良いのですが。

 人はみな大なり小なり十字架を背負っているのかも知れません。
そう考えると町中が十字架だらけになってしまい、重苦しい風景になります。

 単なるアクセサリーとして十字架を首に下げている人も見掛けますが、
それはどこか変だという気持がします。        H25-8-5


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